【英語KB】IME入力切替えを左右Altキーに割当てる【手順書】

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「AutoHotKey」というユーザー独自のホットキー(ショートカットキー)が作れるフリーソフトを利用して、英語キーボードの Alt キー(左右)に IME の Off/On を割り当てます。

この設定をすることにより以下の操作で IME Off/On の切替ができるようになります。

  • 左 Alt キー → IME Off(英数入力)
  • 右 Alt キー → IME On(日本語入力)

Mac には「Karabiner」というキーボードのボタン動作を変えられるアプリがありますが、Windows では「AutoHotKey」がそれに相当します。

なお今回は、「ブログ名: karakaram-blog」の記事「WindowsのAlt空打ちで日本語入力(IME)を切り替えるツールを作った」で公開されている alt-ime-ahk を利用させていただいています。

「alt-ime-ahk」は、AutoHotKey を使って IME Off/On の切替ができるようにカスタマイズ済みの AutoHotKey ファイルです。

通常は自分でスクリプトを書く必要がありますが、これを使えば自分でスクリプトを書く必要がありません。

実行するだけ!

「alt-ime-ahk」のダウンロード

▼ ダウンロード先
https://github.com/karakaram/alt-ime-ahk

「alt-ime-ahk v0.4.6」をクリックしてダウンロードします。

ダウンロードした「alt-ime-ahk.zip」を展開すると中に「alt-ime-ahk.exe」ファイルがあります。

あとは、この「alt-ime-ahk.exe」を好きな場所に保存し実行するだけで、基本的には完了です。

自動実行方法1「スタートアップ」へ登録

Windows にログインする度に毎回手動で実行するのは面倒なので「スタートアップ」フォルダにショートカットを入れて、自動起動する方法を以下に記載します。

手順
  1. Windows ロゴ + R を押下し「ファイル名を指定して実行」を起動
  2. shell:startup と入力し Enter キーを押下
  3. 「スタートアップフォルダ」に alt-ime-ahk.exe のショートカットを入れる

以上で自動実行の登録が完了しました。

ただし、この方法では、管理者権限で実行したコマンドプロンプトや PowerShell に対し、alt-ime-ahk の効力が及びません。

管理者権限で実行したコマンドプロンプトや PowerShell に対しても有効化するには、以下に記載する「自動実行方法2」を実施します。

もしショートカットが自動起動してこなかった場合

alt-ime-ahk.exe のショートカットがうまく自動起動してこなかった場合は、メモ帳などでバッチファイルを作成し、バッチファイルのショートカットをスタートアップフォルダに登録します。

バッチファイル構文

START “” “<exe ファイルのフルパス>

バッチファイル内容例

START “” “C:\FreeSofts\alt-ime-ahk\alt-ime-ahk.exe

自動実行方法2「タスクスケジューラ」へ登録

前述の方法では、管理者権限で実行したコマンドプロンプト PowerShell に対し、alt-ime-ahk の効力が及びませんでした。

「タスクスケジューラ」へ登録する方法では 管理者権限で実行したコマンドプロンプトや PowerShell に対しても効果を発揮するようになります。

手順

1. Windows ロゴ キーを押下し「コマンドプロンプト」または「cmd」と入力

2.「管理者として実行」をクリック

3. 以下のコマンドをメモ帳などにいったんコピーし、alt-ime-ahk.exe のパスをを変更後、コマンドプロンプトに貼り付けて実行
(※以下のコマンドで途中改行しているように見える場合がありますが、1行のコマンドです。)

コマンド構文

schtasks /create /tn “alt-ime-ahkを管理者権限で実行” /tr “<alt-ime-ahk.exe のパス>” /sc onlogon /rl highest

alt-ime-ahk.exe を「C:\FreeSofts\alt-ime-ahk」に保存している場合のコマンド例は以下です。

コマンド例

schtasks /create /tn “alt-ime-ahkを管理者権限で実行” /tr “C:\FreeSofts\alt-ime-ahk\alt-ime-ahk.exe” /sc onlogon /rl highest

alt-ime-ahk.exe ファイルの保存場所は適宜、自分が保存した場所に置き換えてください。

コマンドを実行するとタスクスケジューラに登録されます。

このままでも alt-ime-ahk が管理者権限で自動起動しますが、設定を完全にするために、バッチコマンドでは設定できない箇所を手動で設定変更します。

4. Windows ロゴ キーを押下し「タスクスケジューラ」と入力

5.「タスクスケジューラ」をクリックし起動

6.「alt-ime-ahkを管理者権限で実行」を右クリック → 「プロパティ」

7. 「条件」タブの下記の箇所のチェックを外します。

コンピューターを AC 電源で使用している場合のみタスクを開始する

8. 「設定」タブの下記の箇所のチェックを外します。

タスクを停止するまでの時間

9.「OK」をクリック

以上で、すべての設定が完了です。

英語キーボードでの IME 切替方法はいくつも試してきましたが、最初にたどり着き、最後にたどり着いたのは結局この方法でした。