Mac の日本語キーボードに慣れている人におすすめのキーマップ。
使ってみた感想としては、使用頻度の高い Ctrl キーが親指ですぐ押せる位置にあるということがこんなにも使いやすくなるのかと関心した。
Mac キーボードの特徴は以下だ。
command キー
- 英数 キーの左が command キー

これは Windows キーボードで言えば、無変換 キーの左に Ctrl キーが配置されていることに相当する。

control キー
- control キーが A の左

これは Windows キーボードで言えば、CapsLock キーが 特殊 キー に置き換わっていることに相当する。

alt (option) キー
- command キーの左が alt (option) キー

これは Windows キーボードで言えば、Alt キーと Windows キーの位置が入れ替わっている。

Mac風キーマップ
上記のようなキー配列を実現するために、以下のようにマッピングした。

Ctrlショートカット
Ctrl キーを以下のように設定したので、Mac 同等のショートカット操作が可能になった。

親指で押す Ctrl キーと、人差し指で押す C キーの組み合わせは意外と押しやすい。
以下のショートカットも特に押しにくいということがない。
B についてはかなり近くなった。
- Ctrl + A … 全選択
- Ctrl + B … 太字
- Ctrl + W … タブを閉じる
- Ctrl + T … 新しいタブを開く
- Ctrl + R … 再読み込み
Macのカーソル移動
Mac では以下のショートカットでカーソル移動ができる。
- control + N … ↓
- control + P … ↑
- control + F … →
- control + B … ←
- control + A … Home
- control + E … End
Fn (Mac の control キーに相当)を以下のように設定したので、Mac 同等のカーソル移動操作が可能になった。

Macの文字削除
Mac では以下のショートカットで文字を削除することができる(バックスペース)
- control + H
Fn (Mac の control キーに相当)を以下のように設定したので、Mac 同等の文字削除操作が可能になった。

Mac では、control + D で文字のデリート(カーソルの右側の文字を削除)もできるが、ファイルの削除はできない。
もし、Windows にこれを割り当ててしまうとファイル削除もできてしまうので、誤操作防止のため、control + D は設定しなかった。
半角変換(F10)
ここからは Mac とは関係ないが、片手で半角変換できるように スペース キーに F10 を割り当てた。
「半角英数を入力するつもりが全角だった」というような時に役に立つ。
片手でできることがポイント。

アプリの終了(Alt+F4)
片手でアプリの終了ができるように Tab キーに F4 を割り当てた。
ウィンドウの [✕] までマウスカーソルを持っていくよりも素早く操作ができる。
親指で Alt、小指で Fn、薬指で F4 (Tab キー) を押す。慣れると無意識にできる。

片手でできることがポイント。
ファイル名の変更(F2)
片手でファイル名の変更ができるように R キーに F2 を割り当てた。

Fn + 数字の 2 キーでも可能だが、間違って数字の 1 や 3 を押してしまう可能性がある。
R なら押し慣れているためミスがない。
Rename(リネーム)の R という風に覚えている。
まとめ
HHKB 日本語配列キーボードの DIP スイッチを 2 だけ ON にする。

HHKB 日本語配列のキーマップ変更ツールを使って、以下のように設定する。
- Alt を Ctrl に
- Ctrl を Fn に
- Windows を Alt に