【英語KB】IMEオフ/オン切替え方法の最適解?

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英語キーボードにおいて、IMEオフ/オン切り替え方法をどうすることが最適なのか、は永遠のテーマです。

日本語キーボードでは、「無変換」「変換」キーに、それぞれ「IMEオフ」「IMEオン」を単独キーとして割り当てることが Windows OS の設定から可能です。

しかし、英語キーボードには、そもそも「無変換」「変換」キーが存在しないため、この設定をすることができません。

alt-ime-ahk という「Windows 環境で日本語入力 (IME) の切り替えを簡単にするためのツール」がありますが、個人的な操作の問題なのか、稀に Alt が押しっぱなしになることがありました。

意図せず Alt ショートカットが誤発動してしまい、操作ミスが起こった (これからも起こりうるということな) ので、できればこういうことは避けたい。

こういったことがなければ alt-ime-ahk がIMEオフ/オン切り替えの最適解だと思います。

alt-ime-ahk を利用すると、左Altキーを単独で押したときは「IMEオフ」として、右Altキーを単独で押したときは「IMEオン」として動作し、Altキーとその他のキーを同時押ししたときは通常のAltキーとして動作します。

上記のような事象が発生する原因には個人的な操作の問題だけである可能性もあると思います。

それはさておき、alt-ime-ahk を利用しない場合に、alt-ime-ahk を使用したときと同様の IME 操作ができる方法ついて考えてみました。

このように動作させる

結論から申し上げると、alt-ime-ahk と同様とはなりませんでしたが、以下のように動作させることで、そこそこ快適な文字入力体験が得られました。

  1. 右Alt キーを「IMEオン」専用キーとして動作させる
  2. 全角入力モード時に Shift キーを単独で押すと、一時的に半角英数が入力が可能になる

想定する使い方

基本は全角入力モードにしておき、頭文字が大文字の英文を入力したい場合は、Shift キーを押しながら頭文字を入力します。そうすることで、続けて英文が打てるようになります。これは全角モードで英単語を入力するときの基本的な方法です。

頭文字が小文字の英文を入力したい場合は、Shift キーを単独で入力した後に英文を入力します。そうすることで、頭文字が小文字の英文が全角入力モードのまま打てるようになります。

ずっと英文だけを入力したいときは、Alt + ‘~ キーで半角入力モードに切り替えます。これは通常のIME切り替え方法です。

右Alt キーを「IMEオン」専用キーとして動作させる以外は、英文を入力するときのテクニックです。

日本語入力 → 右Alt キーを押下してから入力を開始する。

半角英数入力 → 現在の入力モードに関わらず、とりあえず Shift キーを押下してから入力を開始する。

IMEオフ/オン切替えの最適解?設定方法

この設定の難点は alt-ime-ahk に比べると「IMEオフ」を単独キーではできないということ。しかしこれは、Alt ショートカットの誤発動を防ぐこととトレードオフなので仕方がありません。

なお、左Alt キーを本来のAltキーとして使わないようにしても良いのであれば、左Alt キーを「IMEオフ」、右Alt キーを「IMEオン」として動作させるのもありです。

ここでは 左Alt キーを本来の Alt キーとして利用したいので、左Alt キーには何の変更も加えません。

AXキーボード設定

通常の英語キーボードレイアウトではなく、無変換/変換/全角半角キーが内部的に備わっている英語キーボード「AXキーボードレイアウト」に変更します。

レジストリを操作するため、万が一何か起こっても一切責任を負いません。
自己責任でお願いします。

管理者権限で「レジストリエディタ」を起動します。

次のキーに移動します。

コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters

以下のようにデータを修正します。

LayerDriver JPN → kbdax2.dll
OverrideKeyboardIdentifier → AX_105KEY
OverrideKeyboardSubtype → 1

レジストリ設定が完了したら PC を再起動します。

PC を再起動するまで設定が反映されません。

ChangeKey で 右Altキーを「IMEオン」専用キーとして動作させる

ChangeKey という「キーバインド変更ツール」を利用して 右Alt キーの割り当てを「変換キー」に変更します。

「ChageKey」を管理者として実行し、下図のようにキーマップを変更します。

「Alt右」をクリック

「Scan code」をクリック

005b を入力し「OK」をクリック

「登録」→ 「現在の設定内容で登録します」をクリック後、PC を再起動し設定を反映させます。

PC を再起動するまで設定が反映されません。

以前のバージョンの Microsoft IME を使う

Microsoft IMEのキーボードオプション設定で「以前のバージョンの Microsoft IME を利用する」を有効化します。

Microsoft IME の3点リーダーをクリック → キーボードオプション

「全般」をクリック

「以前のバージョンの Microsoft IME を使う」→ オン

IMEの設定で「変換キー」の”入力/変換済み文字なし”の割り当てを「IME-オン」に変更する

「あ」を右クリック → 「プロパティ」

「詳細設定」をクリック

「変更」をクリック

「変換」キーの ”入力/変換済み文字なし”を「IME-オン」に変更し「OK」をクリック

以前のIMEで”Shiftキー単独で英数モードに切り替える”を有効にする

「和英混在入力」タブをクリックし、「Shift キー単独で英数モードに切り替える」にチェックを入れ「OK」をクリック

おまけ:AXキーボードを元に戻す方法

AXキーボード設定を元の「英語キーボード」に戻したい場合は、「言語と地域」のオプション設定から「レイアウトを変更する」をクリックし、「英語キーボード」を選択後、「今すぐ再起動」をクリックします。

PC を再起動した後は、以下のようにレジストリ値が英語キーボードのレジストリ値に戻っています。