PUNK WORKSHOP の ULTRA BOX レバーレス (ボタンレイアウトC / PC版)を買って数日間使用したのでレビューします。ちなみにレバーレスコントローラはこれで2台目です。
購入した商品
色は天板の下に配置された面のデザインを自分で変更できる「カスタム」(透明)、ボタンレイアウトは「C」を選択しました。

「カスタム」を買えば公式サイトあるデザインテンプレートを利用して自分がデザインした天板デザインに変更することができます。
このコントローラーには「PS5/Switch/PC版」と「PC版」があります。
私は「PC版」を購入したので、もしPS5で遊びたくなった場合は別途「Brook Wingman FGC2 コンバーター (PS5/PC)」が必要になります。
私の格ゲー歴とコントローラ遍歴
▼格ゲー歴
スト4 → スト5 → スト6
▼コントローラ遍歴
RAP VX-SA → ファイティングエッジ刃 → ファイティングコマンダー → ファイティングコマンダー OCTA → キーボード → レバーレス(Victrix PRO KO)→ レバーレス(PUNK WORKSHOP)
所感
めちゃくちゃ良い!
ボタン自体が良い
- めっちゃ静か(深夜でも大丈夫かも)
- ストロークちょうどいい

比較対象は、Victrix PRO KO レバーレスの「スピードシルバー軸」になりますが、静音化を施したスピードシルバー軸よりもより静音で、ストロークは浅く押しやすいです。
さらに、この「PWS V1」ボタンの方が真空波動拳などのコマンドが出しやすく大満足です。ボタンの端の方を押してもちゃんと反応します。
格ゲーのために作られたボタンはやっぱりいい
ただ厚みがないので厚みがあるボタンに比べ、キック列の一番右のボタン(L2ボタン)を小指の腹で押すのが難しいです。
「PWS V1」の仕様は以下です。
- トータルトラベル(総ストローク) 1.5mm
- 押下圧 45cN
作動点(アクチュエーションポイント)については詳細な情報がありませんでしたが、「旧PWS V1」では 0.5mm だったようです。(参考まで)
PWS V1
さらなる進化を遂げたPWS V1は、PUNK WORKSHOPの象徴ともいえるオリジナルボタンを一段と洗練させたモデルです。押し心地とアクチュエーションポイントのバランスを徹底的に見直すことで、高い操作精度と確実なフィードバックを両立。幅広いゲームシーンで頼れるオールラウンダーとして、プレイヤーのパフォーマンスを最大限に引き出します。
https://punkworkshop.jp/products/pws-v1
ジャンプボタンの位置が良い
よく見かけるレバーレスは(左右どちらの親指でも押せるように)左右の人差し指ボタンのちょうど真ん中にジャンプボタンがありますが、PUNK WORKSHOP レバーレスはやや左寄りに配置されています。


「ジャンプボタンは左手で押せ」と言わんばかりの配置です。けどこれがいいんです。
無理して親指を伸ばさなくても届く楽さ・自然さがこのコントローラにはあります。
右親指のボタン(ジャンプボタンの右のボタン)も押しやすい位置にあります。
これらのボタン配置によって、手を八の字に置いたときのしっくり感がとてもお気に入りです。
ボタンレイアウトC
天板の右下の方に「掌底ボタン」がある珍しいボタン配置のレバーレスです。
このボタンに何を割り当てるのか。アレしかありません。
「インパクト」
さっそく使ってみたところ、とっさに出せる感は想定通りでした。
ただ、掌底が常にボタンに触れているので違和感はあります。
プレイ中に誤って押してしまわないか心配していましたが、今のところそのようなことはありませんでした。(※ただし、ホームポジションはちゃんと考える必要があります。熟練度も必要。)
「ボタンレイアウトC」は人を選ぶボタン配置なので、一般的なボタン配置がお好みの方は「ボタンレイアウトB」か「ボタンレイアウトD」の方が良いと思います。
↓【PC版】PUNK WORKSHOPレバーレス
筐体の大きさ
PUNK WORKSHOP レバーレスには3種類の大きさがあります。
- 少し小さめの「MINI BOX」
- 中間サイズの「ULTRA BOX」
- 大きめの「CB(クラフトボックス)」
「MINI BOX」と「ULTRA BOX」どちらを買うか悩みましたが「ULTRA BOX」を買って正解でした。
手首まですっぽり天板に収まりますし、大きすぎるということもないです。ちなみに手の大きさは、成人男性の普通~やや小さめです。
私が持っている「Victrix PRO KO」より幅が2cm程度広く、厚みが少し分厚いですが使っている感じでは、ほとんど同じサイズ感です。
膝置きする場合も幅が十分にあるので安定します。
見た目
高級感はないです。代わりに自作感が満載です。
ただ見た目はそれほど求めてなかったので何の不満もありません。
ボタン配置変更方法
『PCで設定できると知らず、ボタン配線を物理的に差し替えていたのはだぁれ?』
私です。
ボタン割当て変更はPCのブラウザで変更可能です。
- コントローラの「START」ボタンを押しながらUSBに接続します。
- ブラウザで http://192.168.7.1/pin-mapping にアクセスします。
- 画面左上の「Profile 1」を選択します。
- ボタン割当てを変更します。
- 画面下の「Save」をクリックします。
- 画面右上の「Reboot」をクリックします。
- リブートモード選択で「Controller」をクリックします。

↓設定画面

同梱品
- ULTRA BOX本体
- 滑り止めシール × 2
- USB-A to USB-Cケーブル × 2
- PWSオリジナルコントローラーケース
- 予備のキースイッチ × 6
- ボタンキャップ引き抜き工具(ヘラ)
- キースイッチ引き抜き工具
- 小さめの精密マイナスドライバー

ケースのファスナーはとてもスムーズです。



STARTボタンを右側へ
初期状態では、STARTボタンやセレクトボタンが左側に配線されていましたが個人的にSTARTボタンは右側の方がやりやすいので、以下のように基盤を左から右へ移設しました。


最後に
PUNK WORKSHOP レバーレスは評判通り良いレバーレスです。
標準で取り付けられている「PWS V1」ボタンは長時間プレイすると指が疲れて固く感じてくるので、長時間プレイする人は軽い押し心地と長時間でも疲れにくい「PWS V2」ボタンに交換する方がいいかもしれません。
ボタン交換しました(後日追記)
掌底ボタン以外のボタンを全て「PWS V2」に交換しました。

これで長時間プレイしても指が痛くならなくなりました。
掌底ボタンについては、使っている内に『むしろストロークが深い方が押しやすい』ことに気づき、Cherry MXのスピードシルバー軸に交換しました。

↓【PC版】PUNK WORKSHOPレバーレス






































