FortiGate fortilinkを削除する方法

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環境

機種: FortiGate 50E
ファームウェア: 6.2.15

fortilinkとは

fortilink は、基本的に FortiSwitch (ネットワークスイッチ) との連携で利用します。

まさに Forti 機器同士の繋がりです。

fortilink 用ポートと FortiSwitch を接続することで、FortiGate のインターフェイスから FortiSwitch の設定 / OS 更新 / ポートの使用状況確認などが可能になります。

fortilink 用ポート は、F シリーズから追加されたポートです

fortilink 用ポート は F シリーズから追加されたポートのため、FortiGate 50E では 物理的な fortilink 用ポートが存在しません

ちなみに FortiGate 40F では、物理的な fortilink 用ポート(a ポート)が存在します。

削除する理由

FortiGate 50E には物理的な fortilink ポートが存在しないことに加え、「NAT モード」から「トランスペアレントモード」へ移行する際に fortilink の解除が必要になるので削除してしまいます。

ちなみに fortilink は、下図のようにハードウェアスイッチとして存在します。

物理的な fortilink ポートが存在する FortiGate では、メンバーに a などのポートが表示されます。

fortilink をいきなり削除しようとしても削除することができません。

右の方にある参照を確認すると、fortilink は 2つの設定から参照されていることが分かります。

「2」をクリックするとシステムDHCPサーバシステムNTPから参照されていることが分かりました。

手順

CLI コンソールを開きます

以下のコマンドを入力します
show system dhcp server Enter

edit 2 で fortilink が参照されていることが分かります。

以下のコマンドで、DHCP サーバの設定に入ります
config system dhcp server Enter

edit 2 の設定を削除します
delete 2 Enter

end コマンドで設定を保存します。
end Enter

設定が変更されているか確認します
show system dhcp server Enter

fortilink の参照数が 21 になりました。

fortilink が参照されている残りの設定は システムNTP のみとなりました。

システム」 → 「設定」をクリック

以下の設定をオフにします。
デバイスをローカルNTPサーバとして設定


適用」をクリック

ネットワーク」 → 「インタフェース」をクリック

fortilink を右クリック → 「削除」をクリック

OK」をクリック

ハードウェアスイッチから fortilink が削除されました。