買ってからすぐに使わなくなっていたパンタグラフキーボードを数年ぶりに倉庫から引っ張り出した。
エレコムのテンキー付き薄型パンタグラフキーボード (TK-FDP099TWH) だ。

使わなくなっていた理由は、良くなかったからではない。当時は HHKB に夢中になっていたからだ。
このキーボードの最大の魅力
このキーボードは使った瞬間に『めちゃくちゃ使いやすい』と思ったのを今でもはっきりと覚えている。
何が良いかって、「 」 ^ ¥ などのキーが小さくなっているから、バックスペースキー や エンターキー までがとても近くなっているところだ。

一般的には 「 」 ^ ¥ キーは他キーと同等の大きさの方が良いとされている。
まるで英語キーボードの バックスペースキー や エンターキー のような近さだ。
日本語キーボードは エンターキー、特に バックスペースキー が遠い。
この距離問題を克服した (?) エレコムのキーボード (TK-FDP099TWH) は私にとても合っていた。
パンタグラフキーボードの良さ
パンタグラフのような浅いストロークのキーボードは、次から次へとキーを素早く打てるところも良い。
HHKBのような昔ながらの深いストロークのキーボードだと、そもそもの打鍵位置が高く、指を少し高くする必要があり負担がかかる。
今どきのノートPCの薄いキーボードタイプだと打鍵位置が低く (ほぼ平らなため) 手に負担がかからず楽だ。
耐久性は仕方ない?
このキーボードを使うのをやめていたもう一つの理由は、耐久性の心配だ。とは言っても壊れてしまったわけではない。ただただ心配だっただけ。
お気に入りのキーボードが途中で壊れてしまうのが嫌なので、生涯使い続けられるであろう静電容量無接点方式のキーを持つ HHKB Type-S という高級キーボードを4年以上ずっと使っていた。
が、4年ぶりにこの格安パンタグラフキーボードを使ってみたら、やっぱりめちゃくちゃ使いやすい。
バックスペースキー や エンターキー が近くてすぐに押せる。
高級キーボードとはなんだったのか、ただ耐久性が良いだけのキーボードなのか・・・と思わせるくらい私にとってすごいキーボードだ。
テンキーもあってコンパクトなキーボードでいい感じなのに、耐久性の心配だけが拭えない。
だけどしばらく使ってみようっと。
よくないところ
USBレシーバーを格納する場所がキーボード本体に無い。
もし持ち運ぶ際はUSBレシーバーばキーボードとは分離して持ち歩くほかない。
ファンクションキー
キーボードの一番上の列は、デフォルトで「ファンクションキー」が割当てられている。
つまり、F1 キーや F10 キーがそのまま「F1」「F10」キーとして利用できる状態だ。
「ボリュームアップ」や「画面の輝度調整」などのメディアキーとして利用する場合は、Fn キーと同時押しする必要がある。
接続方式
ここで紹介しているキーボード (TK-FDP099TWH) は、USBレシーバーを利用した 2.4GHz 接続となる。
接続は、いたって安定している。
他の接続方式には、「Bluetooth」と「有線」がある。
自身の好みに合わせたものを選ぼう。
ただし、Bluetoothの場合、バージョンが「Bluetooth®3.0 Class2規格」と古めな規格のため互換性などに気を付けよう。
打鍵感
Thinkpadトラックポイントキーボード2よりもさらに固い気がする。
私の持っている他のキーボードと比べると以下のようになる。
←固い 柔らかい→
数年眠っていたこのキーボード > Thinkpad2 > 最近買った黒バージョン > HHKB Type-S > FMV Mobile Keyboard
移動キー / テンキー
Home End Pg Up Pg Dn キーが独立して存在する。
移動キーをよく利用する人にとっては良いキーボードだろう。
テンキーも付いていて、可もなく不可もなく普通に使える。
総評
日本語キーボード (無変換/変換キーで英語/日本語入力切替ができるキーボード) で、Enter キーと BackSpace キーがかなり近く、さらに Home End Pg Up Pg Dn キーがある。
私にとっては完璧に近いキーボードだ。
日本語キーボードで Enter キーと BackSpace キーがこのくらい近いキーボードは少ない。
職場用にもう一台(同型番の黒バージョン)を買ってしまった。
元々持っていた白の方は数年間放置していたからか、もしくは単に同型番の黒が新しいからなのかは分からないが同型番の黒の方がキータッチが軽かった。

































































