
スト6という格闘ゲームでは、パンチおよびキックが「弱」「中」「強」の強度で存在するので合計6ボタンが必要です。
ファイティングコマンダー OCTAは、右側に6ボタン備えているのでスト6にうってつけのパッド型コントローラです。
最初に感じた違和感
このパッドを買う前に、もう一つのファイティンクコマンダー「ファイティングコマンダー for Nintendo Switch」 (PCでも利用可) を使っていましたが、大きな違いは十字キーにあります。
「ファイティングコマンダー for Nintendo Switch」では斜めを入力する時、たとえば左下なら「左」と「下」両方を同時に押します。
一方、「ファイティングコマンダー OCTA」では左と下を同時押しというのではなく、「左下」という方向を押します。
これが最初は違和感ありまくりでなかなか慣れませんでした。しかも斜めの認識範囲が狭いように個人的には感じます。
PS5などの純正コントローラに慣れている人でも最初は同様の違和感を感じるのではないでしょうか。
ただこれは慣れの問題ということがあとから分かって、今となっては全く気になっていません。
斜め抜けに関して
買ってすぐの時は、『しゃがみガードしているのにカードできていない??』
こういうことがしばしば起こりました。
ネットで調べてみると同様の声がたくさんありました。ただこれはファームウェアのアップデートで直るので安心してほしい。
このように、前述の慣れの問題とは別の問題で、ファームウェアが古いことによる斜め認識不具合が過去にあったので買った際にはまず最初にファームウェアアップデートをしてみてください。
ボタンについて
「ファイティングコマンダー for Nintendo Switch」と大きく違うところは、右側6ボタンがクリック感のあるショートストロークのボタンに変わっていることです。
「ファイティングコマンダー for Nintendo Switch」では長い間使っていると押したボタンが戻ってこないということが時々発生していましたが、「ファイティングコマンダー OCTA」ではそういうことは一切起きていません。
「ファイティングコマンダー for Nintendo Switch」と比べると、各ボタンの間隔が狭くなっていて弱パンチ・中パンチなどの同時押しがやり易くなっています。
コントローラ形状について
コントローラ形状については正直「ファイティングコマンダー for Nintendo Switch」の方が好みです。
「ファイティングコマンダー OCTA」は、八の字の角度が内側に狭くなっているような気がしていて、持った時に『しっくりくる』という感覚にはなりませんでした。
形状についてはPS5などの純正コントローラはよく考えられていると思います(万人受け)
ただこの”しっくりこない感”は使っているうちに、人がデバイスに合わせるようになりますので、今ではプレイするにあたり全く問題なしです。
キーアサイン機能について
このコントローラはキーの割り当てを専用ソフトを使って再割り当てすることができます。
記事冒頭の画像のとおり「R1」は「△」ボタンの右隣にあるため、人差し指で押すところのボタンには「R1」でなく「L1」が設定されています。

これはスト6のデフォルト設定が「強パンチ」が「R1」ボタン、「強キック」が「R2」ボタンに割り当てられているためこうなっていると思われます。
ただこのまま使うと、メニュー操作時の右側・左側への遷移などが非常にやりにくいので以下のように設定しておくことをおすすめします。



PS5純正コントローラと同じように右人差し指のボタンを「R1」に、左人差し指のボタンを「L1」に、というふうにキーアサインします。
スト6ゲーム内の設定で「強パンチ」「強キック」などの割り当て変更することもお忘れなく。
十字キーの感度設定について
感度設定を変更することによって何が変わるのか、それはどのくらいの強さで十字キーを押し込んだら反応するかという、押し込み強度の反応感度です。
デフォルトでは、すべて最大感度に設定されています。

設定変更するには、まず「バランス入力モード」をオフにします。(この機能要る?)
上方向の感度が高すぎるとジャンプが暴発しやすいので、個人的におすすめなのが上方向の感度を下げることです。

この設定でジャンプが暴発しにくくなりました。
感度は自分好みに調整していきましょう。
競合コントローラ
パッドで6ボタンだと他に「Victrix Pro BFG」という超高級なコントローラがあります。
値段は約4倍なので、その機能や品質に納得できれば買っても良いかもしれません。
画像では4ボタンですが、モジュラーを交換することによって6ボタンにすることができます。
総評
6ボタンのパッドコントローラとしては、値段・品質など考えてベストだと思います。
他にも、物理的に軽いところがとても良いです。
良くも悪くもワイヤレス非対応なため、バッテリーが入っていません。だから軽いです。
パッド派のあなた、一度試してみてはいかがでしょうか。
































