DOS コマンドでは、タスク作成はできるものの、作成済みタスクの「コンピュータを AC 電源で使用している場合にのみタスクを開始する」のチェックを外すコマンドは用意されていない。
PowerShell を利用すれば、以下の設定項目のチェックを外せるようになる。
- コンピュータを AC 電源で使用している場合にのみタスクを開始する
- コンピュータの電源がバッテリに切り替わった場合は停止する
まずはスクリプトファイルを用意しよう。
テキストファイルを新規作成し、拡張子を「.ps1」に変更する。
ここでは例として、ファイル名を「AC-power_disable.ps1」とした。
▼ 今回は例として、タスク「Task_A」の設定を修正する。
▼ 目的は、以下画像の電源設定項目(2つ)のチェックを外すことだ。
PowerShellスクリプト
▼ PowerShell スクリプトは以下。
$taskName = "Task_A"
$settings = New-ScheduledTaskSettingsSet -AllowStartIfOnBatteries -DontStopIfGoingOnBatteries
Set-ScheduledTask -TaskName $taskName -Settings $settings
▼ (参考: VS code 画面)
PowerShell スクリプトを AC-power_disable.ps1 へコピー後、管理者権限で実行しよう。
コマンド解説
New-ScheduledTaskSettingsSet
New-ScheduledTaskSettingsSet は、タスクの設定オブジェクトを作成する PowerShell コマンドレット。
タスクセットを新規に作成したり、既存タスクの更新をすることができる。
-AllowStartIfOnBatteries
「コンピュータを AC 電源で使用している場合にのみタスクを開始する」に該当する。
-DontStopIfGoingOnBatteries
「コンピュータの電源がバッテリに切り替わった場合は停止する」に該当する。
Set-ScheduledTask
Set-ScheduledTask は、タスクのトリガー、アクション、設定などが変更できる。
また Set-ScheduledTask は、タスクのインスタンスが実行中であっても、タスクの設定内容を変更することができる。この変更は現在のインスタンスには影響しない。(bing AI 調べ)