alt-ime-ahk は導入が簡単な反面、ALTキーを押した時の入力切替反応がほんの僅かだがラグがある。
これは、デフォルトの入力切替方法(ALT + `)と比べてみれば分かる。
ラグ以外にも、稀にALTキーが押しっぱなしになっていることがあり、ALTショートカットが意図せず実行されることがある。
これらが alt-ime-ahk の弱点だが、そんな弱点を克服する方法がある。
そもそも alt-ime-ahk を利用せずに以下のツール等を駆使し、「無変換」キーおよび「変換」キーを作る方法だ。
- AXキーボードドライバ
- ChangeKey
- HHKBキーマップ変更ツール
これから説明する方法によって、英語キーボードで「無変換」「変換」キーが利用可能になる。
導入こそ面倒だが、一度設定してしまえば alt-ime-ahk よりも安定し、かつ高速に入力切替を行うことができる。
導入後は、非常に快適な執筆環境が実現できている。
導入方法
キーとタッチのカスタマイズ
「無変換」キーがIMEオフ、「変換」キーがIMEオンとして動作するように事前設定をしておく。
タスクバーの右側にある「あ」または「A」を右クリック後、「設定」をクリック。

「キーとタッチのカスタマイズ」をクリック。

キーの割り当てをオンにし、無変換キーを「IME-オフ」、変換キーを「IME-オン」に修正する。

AXキーボードドライバに変更する
レジストリを操作してキーボードドライバを英語キーボード用ドライバから「AXキーボードドライバ」に変更する。
手順は以下。
レジストリエディタ「regedit」を管理者として実行する。
以下へ移動。
コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters
データ値を変更する。
| 名前 | 種類 | データ |
| LayerDriver JPN | REG_SZ | kbdax2.dll |
| OverrideKeyboardIdentifier | REG_SZ | AX_105KEY |
| OverrideKeyboardSubtype | REG_DWORD | 1 |

もし、元の英語キーボードドライバに戻したくなったら「言語と地域」のオプションから英語キーボードを選択するか、

レジストリを以下の値に戻してやればよい。
<英語キーボードドライバに戻す>
| 名前 | 種類 | データ |
| LayerDriver JPN | REG_SZ | kbd101.dll |
| OverrideKeyboardIdentifier | REG_SZ | PCAT_101KEY |
| OverrideKeyboardSubtype | REG_DWORD | 0 |
「無変換」「変換」キーを作る
フリーソフトの ChangeKey をダウンロードし、exeファイルを右クリック → 管理者として実行する。
使わないキーであれば基本的に何でも良いが、ここでは「右Control」と「ScrollLock」に犠牲になってもらう。
- 「右Control」を選択 →「ScanCode」を選択し、”005a”を入力する。
- 「ScrollLock」を選択 →「ScanCode」を選択し、”005b”を入力する。


これで「右Control」が「無変換」として、「ScrollLock」が「変換」として機能するようになる。
設定を反映するため、ここでPCを再起動する。
「無変換」「変換」を好きなキーに割り当てる
HHKBキーマップ変更ツールを利用して、「右Control」と「ScrollLock」を好きなキーにマッピングする。

以上で、ALT押しっぱなしやタイムラグに悩まされることなく、安定した入力切替が行えるようになる。








